糖尿病の正しい食事療法は、基本の食事をするだけです。その基本を正しく守る療法で、糖尿病の症状を患っている方だけでなく、家族なども一緒に予防、改善が出来ます。生活習慣病対策にも、基本の食事療法を学びましょう。
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糖尿病食事療法は、医師の指導によって、年令、性別、身長、体重、日々の生活活動量などに基づいた1日の食事の量(エネルギ−量)が決められます。糖尿病の方は、1日の指示されたエネルギー量を守るために、カロリー計算をマスターしましょう。糖尿病食事療法では、食べてはいけない食品もほとんどありません。毎日、いろいろな食品をとり混ぜて、それぞれ適正な量を食べることが大切です。エネルギー量を減らすために、糖質を含む食品だけを減らすような献立はよくありません。エネルギー量が少なく、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富な食品を積極的に食べましょう。糖分を多く食品は、血糖の上昇につながるので控えましょう。甘いものやアルコールは中性脂肪を増やす直接の原因にもなります。食物繊維はコレステロールを減らし、脂質の吸収を抑える効果があります。野菜、海草類、豆類、いも類、こんにゃくをメニューにとり入れて、積極的に食べるようにしましょう。同じエネルギー量の食事でも、1食だけに集中して食べると血糖の変動が大きくなります。3度の食事は均等を基本とし、規則正しく適量食べるようにしましょう。
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糖尿病食事療法のカロリー計算をするための必要なものは、なんといっても食品交換表でしょう。日本糖尿病学会の「糖尿病食事療法のための食品交換表」とは、糖尿病食の原則である「腹七、八分目」といわれる適正な量で栄養のバランスのよい食事の献立のための、ふだんよく食べられている一般的な食品約500種を選び作成されたものです。3大栄養素の蛋白質、炭水化物、脂質の適正な摂取、並びにビタミン、及びミネラルの確保が容易にできるように工夫されています。この食品交換表は糖尿病だけでなく、一般的に見ても健康食、長寿食であり、生活習慣病、特に肥満のための食事療法のバイブルとしても有効です。この食品交換表は街の書店で購入できます。この表は、食品に含まれている主な栄養素によって、6つのグループ(表)に分けられ食品の種類と1単位(=80キロカロリー)ごとの量(g)が記載されています。同じ表の中で、単位数が同じであれば交換できます。したがって計量がポイントになるので食品交換表および、食品用と体重用の2つの「はかり」が必要です。
糖尿病食事療法を長続きさせるコツについてみてみましょう。まずは、家族と同じ食事をとることです。糖尿病食事療法は、難しく考えて、糖尿病食として別に調理していると長続きしなくなります。量を制限すれば家族と同じ食事をとっても問題ありません。その場合、大皿からとり分けると分量がわかりにくくなるので、自分の指示単位に合わせて食べる分だけとり分けておきましょう。また、小皿や小鉢を利用し皿数を多くして、食卓をにぎやかにするのもよいでしょう。次に、味は薄味にすることです。味を濃くすると主食をたくさん食べてしまうので、薄味の食事に慣れましょう。材料の新鮮なものを利用することで旨味、香りなどをいかすようにするとよいでしょう。最後は、低エネルギー食品で満腹感を得ることです。肥満を伴った糖尿病の食事では、空腹感との戦いはやむを得ません。きのこ類・コンニャク・海草などを上手に利用しましょう。また、よくかむと少ない量でも満腹感が得られます。